一流になるための勉強の仕方と口喧嘩の仕方は同じだった!?

 

 

クラスに必ずいた授業ノートを

きれいにまとめている子。

試験前になると、そのノートが出回り

たくさんの人が恩恵を受けるのですが

そのノートの持ち主が成績抜群か

といったら必ずしもそうでなかったり

会社のミーティング中にうんうんと

頷きながら何やら必死に

メモを取っている人と

後で話してみてビックリ!

何を聞いていたの?と思うほど

把握していなかった・・・(笑)

これらはよくある話ですが

いったいどうしてこうなってしまうのでしょう?

 

ノート2

 

授業中のノートなど、手を動かしながら

考えることはいかにも理解力が増し

記憶にとどまりやすくなりそうですよね。

公式や年代、人の連絡先やスケジュールなど

客観的事実」はそれでいいのです。

しかし問題は、その場で心に湧いてくる感情や

芽生えた印象、見解といった個人の

主観的」事実についてのメモです。

メモ大好きな人が必ずしも優秀ではない理由は

ここに隠されているのです。

つまり「自分の『感情』をすぐに言語化してしまうと

心の深い所にある真の感情がわからなくなる

という意外な事実があったのです。

人の気持ちには深いヒダがあると

言われています。

それを自分できちんと認識するには

一定の時間がかかるものです。

湧き起こった感情に対して瞬時に言葉で表現して

しまうことは、そのヒダを無理やり平らにならす行為。

それ以上の成長や深い洞察にストップを

かけてしまうことになるのです。

このことを心理学では

言語的隠蔽(Verbal over-shadowing)

と表し、

メモを取る時は

客観的事実だけ

できるだけドライに、簡潔に

その場での考えや思いは言葉にしないこと

が大切だと言われています。

 

ノート

 

そしてこの「言語的隠蔽」に関して

とても興味深い研究結果があるそうです。

世界トップクラスのソムリエたちは

ワインを飲んだ時に浮かんだイメージや

感覚、感想をその場では決して言語化しない

という共通点があるそうです。

それは、微妙なニュアンスを言葉で表現したり

ましてやそれをメモしたりすると

かえって味と銘柄がマッチしにくくなるというのです。

湧き起こったワインへの賛辞は

言語化して定着させるよりも

モワッとしたまま放置しておいた方が

後になって正確に思い出せるのだそうです。

また、絶対音感の研究でも然り。

一流の音楽家や作曲家も

「この音はこんな音」

「この曲はこんな曲」

という言語化をあえてしないといいます。

湧き起こった感情や感想を

敢えてすぐ言葉にしない方が

正確な判断ができる、

この現象を特に芸術的分野のプロフェッショナルたちは

体現していたのですね。

思ったことをすぐに言葉にしたいと

思ってしまう私のような凡人と

思いを心で温め、時間をかけて認識する

天才との違いはここにあったのか!

と気付かされました。

 

ワイン

 

そうは分かっていても時には

そうも言っていられない事態は訪れますよね。

例えば、夫婦げんかや親子げんかの時など。

そんなのん気なことは言ってられません(笑)

しかし、冷静になって考えてみると

頭にきた瞬間に発している言葉なんて

言語的隠蔽のかたまりのようなもの。

自分の感情が正しく分からないまま

「とにかく負けたくない!!!」ために

言語化しているだけに他なりません。

それは相手も同じ。

怒りや悲しみに任せて出てきた言葉は

自分の本心とはほとんど無関係なことのが

多いものです。

怒りや悲しみで混乱すると

心にもないことでも勢いで言ってしまうだけ。

だから口論中に

「それがあなたの本心だったのね!?」などと

嘆くのはナンセンス。

自分の感情に瞬時にたどり着き

かつそれを精緻に言語化するなんて

けんかの状況下では特にできっこないのですから。

言語的隠蔽が起きるのは一時のこと、

その時はパニクって自分の気持ちが見えなくても

一晩もたてば冷静に自己観察できるようになります。

たとえばグランドスタッフへの怒りを

機内に持ち込んでくるお客様もいらっしゃいます。

もちろん、私たち客室乗務員も

会社の責任として受けとめるべく

お話を伺うのですが、

始めは怒り狂っていたお客様も

少し時間が経ち落ち着いてくると

「あなたに言ってもしょうがないんだけどね」

「あなたには関係ないのに言い過ぎちゃってごめんね」

などと怒りのトーンがだいぶ変わっていたりすることが

よくありました。

怒りに任せていた時と今とでは

人格まで変わっているのではないか

と思うほどでした。

その他にも男性のお客様に

「俺を誰だと思ってるんだ!」

と怒鳴られたこともありました(笑)

でも、きっとこの言葉は彼の本心ではなく

ドラマや小説のセリフなど

過去に見聞きした言葉が瞬間的に口をついて

出てきているのだと思います。(と思うようにしています)

だから皆さんも頭に血がのぼった勢いでかわいい奥さんに

「なんだよ、ブス!」などと言ってしまったり

旦那さんと喧嘩して

「この、すっとこどっこい!」などと叫んでしまう

ことのないよう、ケンカの時ほどグッとこらえて

「言葉にしないで」一晩寝かす。

その一晩が言語的隠蔽を避け

より正しい「自分の気持ち」を

相手に告げるための貴重な時間になるのです。

怒りのパワーはとても強いので

上手に付き合い

より深いところにある自分の気持ちと向き合って

冷静に相手に伝えられたらいいですね。

 

2013.9.16

いとうあき
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