日本の伝統「礼儀作法」の魅力

 

私は中学校から女子校に通っていたので

週に1時間は「礼法」の授業がありました。

礼法とは礼儀作法のことです。

そこではお辞儀の仕方、座り方、畳の上の歩き方

ふすまの開け方、お箸の持ち運び方(使い方ではありません)

お茶の淹れ方、お宅訪問時の注意点や

公衆作法、敬語の使い方などを学びました。

礼法の授業の前には白ソックス(三つ折り(笑))を

新しいものに履き替えてお茶室に入室します。

授業の始まりと終わりには

「ごきげんよう」でご挨拶。

私たちの普段の生活では

馴染みが薄くなってしまった言葉かもしれませんが

「ごきげんよう」は、「ご機嫌」+「よう」に分けられます。

「機嫌」には「気分・様子・安否」の意味があり

ここに「良く」が変化した「よう」という言葉が付いて

「ご機嫌良くお過ごしですか」

「ご機嫌良くお過ごしください」

という相手の体調や健康を気遣う気持ちになります。

つまり相手への思いやりの気持ちを言葉にしているのです。

素敵な言葉ですよね。

言葉だけではなく、行動でも示すのが礼法です。

相手の方に気持ちよくいていただくためにも

所作は無駄なく丁寧に、そして心をこめてが基本です。

座り方や立ち方まであることを

ご存知の方は少ないかもしれませんが

音を立てずにきれいに座ることを学びました。

また、客室乗務員を目指していた大学生の頃も

半年間接遇研修を受け

「サービスとは」ということを徹底的に学びました。

その内容についてはまた違う機会に

お話したいと思います。

しかし、これらに共通することは

「他者」が主語であるということです。

「相手がどう思うか」

「相手はどうしてほしいか」

なのです。

 

紅葉

私たちが生活をする上で

人と人との関わりを避けることはできません。

これだけインターネットが普及した今でも

ボタンを押せば商品は届きますが

その裏にはその商品を仕入れた人、管理をしている人

パッキングをした人、それを届ける人とたくさんの人が

関わっているのです。

つまり、商品に関わった全ての人が

責任をもって仕事をしてくれている

ということなのです。

本当に有難いことです。

このことは決して当り前ではありません。

海外で生活をしていると

届くべき日に商品が届かないことは当り前

手紙が届かないことは日常茶飯事

1度は荷物を配達してくれても家にいなければ

取りに来い!というのが当たり前。

荷物が無事届いたら、ホッとするという現実・・・

しかし、日本ではどうでしょう。

日本の宅配業者さんに対する圧倒的信頼感はもちろん

梱包の丁寧さは当り前

不良品が届くことはほとんどありません。

安心して任せられますし

待っていられます。

 

竹

この、日本人の持つ崇高な精神は

誰が決めたものでもなく

命令されたからというものでもなく

よりよい人間関係を作り出していこうと

努力して生活するうちに

自然と決められ、守られてきたものです。

そして他人を敬い、大切にする心を言葉や行動で表し

相手に伝えたいと思うからこそ伝わるもの。

それは今に始まったことではありません。

江戸時代にはすでにその粋な姿は描写されています。

雨の日にお互いの傘を外側に傾け

相手が濡れないようにすれちがったり

自分の足が踏まれたときに

「すみません、こちらがうかつでした」と相手に謝ることで

その場の雰囲気をよくしたり

道の真ん中を歩くのではなく

自分が歩くのは道の3割にして

残りの7割は緊急時などに備え

誰かのために空けておいたり

「喫煙禁止」などと張り紙がなくても

非喫煙者が同席する場では喫煙をしないなど

現代社会にも通用するマナーばかりなのです。

その礼法の教科書には

「心と形とが一体となってはじめて

心のこもった言動、動作となり

時、場所、相手に適した品格のある美しい言語

そして動作が生まれてくる」とあります。

心で相手を思いやり

美しい所作でその気持ちを表す

この素晴らしい日本の文化を

私は継承していきたいと思います。

7年後、世界に伝えるべきは

日本の技術力だけではなく

日本のおもてなし力なのかもしれません。

 

2013.10.1

いとうあき

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